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人は人の中で生きなければならない 虚ろこそ最大の敵であろう
三部にわたり長篇をご覧いただきありがとうございました

これから長篇アニメーションを作ろうかなとお考えの方の為に僕が制作にあたって留意した点、また気付いた点を書いて行こうと思います。散文になりますが(^^;

●20030126
「刻の眷属」を作ると書きながら実は試作のつもりだった「竜宮異聞」に本気印。

●20011216
何だか久し振りの気がします。8月29日にはすでに作者の心は「墨女」を離れて、次回作品「SEXUAROID 刻の眷属」に移っています。「墨女」は、もはやステップの位 置ですね。そのような訳で当ページへの書き込みはこれで終了させて頂きます。

●20010928
予告編はインパクト重視ですから説明なんてしていられません。したがって十分な先読みが必要になります。ですが自分の場合はそれでもストリーミングを使いたいと思っています。次回作「セクサロイド刻の眷属予告編」で挑戦してみたいと思います。NOW LOADINGと言う文字を使わなければ良いのです。延々と続く何かです。(^^

●20010925
もっともストリーミング重視で作ると皆同じような展開になります。これを防ぐのに重要なのがやはりシナリオです。当り前の話です。長いストーリーになると様々な伏線が張り巡らされて来ますが、比較的短い10分から20分くらいだと説明に終わってしまいます。これも当然です。そんな場合には序破急で構成しましょう。4つより3つの方が話が弾みます。大切なのは観客を裏切る事です。次のシーンが観客に簡単に読まれてしまったのでは、いかに長篇でもその瞬間に次のサイトへ行ってしまいます。裏切り続ける事が大切です。10分に序破急を織り込み3つ作れば30分、4つ作れば40分、簡単でしょ。言うは天国、作るは地獄ですけどね。断っておきますが冒頭でも述べたように僕はアニメーションを学んだ事はありませんし、シナリオを勉強した訳でも有りません。小さいのをちょこちょこ作るより、大きいのを時間を掛けて作りたいと思っただけでして、長篇は墨女が初めてです。ですから正統ではありません。そこんとこよろしく。

●20010923
ローディングに過度の手間をかけるのは止めましょう。本末転倒の結果 になります。全てが本作に繋がる仕掛けであって欲しいと思います。本作の内容から一部抜き出すのも良いでしょう。僕の場合、フラッシュの制限や35分の長丁場から考え3部構成にしましたが、ストリーミングは相当に長いフレームを使用します。したがって冗長になりやすいです。第一部では20010922にも書きましたがタイトルの存在が救いとなりました。第二部と第三部の頭に同様の事は出来ません。劇中に繰り返してもそれと気が付かない、または苦痛に思われないような工夫をしましょう。墨女ではいくつかのローディングが仕掛けてあります。高速回線の方は決して見る事が出来ないのが欠点です。(^^; 基本は小出しです。大仕掛けは後半に持って行きましょう。それを繰り返す事で(待つ〜進む)自然と物語にめりはりをつける事が出来ます。
今朝これを書いているという事は日曜出勤となるわけで、アニメーションにのめり込むと、こうなると言うありがた〜い実例です。(^^;;

●20010922
ストリーミングを有効に使いましょう。観客に待たせた印象を持たせるのは得策ではありません。映画を見れば分かりますがタイトルが入るまでゆっくりとしています。背景の説明や舞台設定をを見せる事で感情移入がスムーズに行われるよう配慮しましょう。突然知らない人に声を掛けられたらびっくりしちゃうでしょ。墨女ではタイトルが終わるまでに約20%読み込みが終わるようにしています。その間渦が回っていますが、待った感じがしましたか?ええ!感じがした?それは申し訳有りませんでした。おいといて(^^;大きな画像は後半に持っていきましょう。

●20010920
フラッシュアニメーションは基本的に1回の上映時間の長い方が良い結果 をもたらします。長篇を細かく区切って見せ、観客負担を軽減しようとすると結果 においてローディング時間が上映時間より長くなってしまう恐れがあります。墨女も自分の通 信環境では第一話のローディングに3分掛かりましたが、6分の方や中には光ケーブルで20秒だったという方もいらっしゃいます。時代は高速に向かいつつありますが、まだまだISDN未満も方が多いです。現状ではどうしてもそのような方に主眼を置かなければなりませんね。画像を多く使用する方はなるべく一話を長くした方がよろしいです。僕の場合は基本的にNTT価格9円で10分上映を目指しています。どのようにしたら良いのかは次回書きます。今日はこの辺で。

●20010917
毎日コミュニケーションズ・10月18日発売のWeb Designing11月号にて「墨女」を紹介していただける事になりました。 A.e.Suckさん、岩井さん、ありがとうございます。

●20010906
小学館・別冊DIME「ウェブギャラリー」デジタルクリエーター名鑑 に「墨女」を掲載していただける事になりました。武田さん、 ありがとうございます。

●20010829
台詞が読みにくとのご指摘を頂きましたのでムービーの下部に配置しました。
また音楽の途切れを修正致しました。

●20010817
作者夏休み中に感想をお寄せ頂きました。ありがとうございます。
さて、御指摘。
●この時代(室町末期、戦国時代初期)にバズーカ砲はなかったと思います。
おそらく作者自身もこのような火器は歴史上存在しなかったと思います。
http://www.city.nishinoomote.kagoshima.jp/kanko/denrai/denrai.htm
しかし、鉄砲自体の伝播は思ったより早かったのも事実です。
http://www2.justnet.ne.jp/ ̄teppounosato/denrai/denrai1.htm#top
有名なのは織田信長でしたが、彼はそれを組織戦に用いたからだと思われます。ただ、一挺だけでも、敵の出鼻を挫く、もしくは物語にもありますように戦意喪失の効果 はあったのではないかなと。
漂着するのは種子島ばかりではなかったのではないか、伊豆半島も大平洋に飛び出した地形の為、難破した船が漂着した可能性も捨て難い。まあ、無茶苦茶な荒唐無稽な展開かも知れませんね。 物語ですから勘弁ね。
●女の筆順は正しくは、く→ノ→ー(くのいち)です。
そうです。作者は最後を止めではなく流れに持って行きたかったのでご容赦を。

●20010809
制作している途中で思った事は、やはりお見せする以上、「このシーンの後に観客は何を期待しているのだろうか」でした。ここにストーリーの脆弱さが露呈した訳です。つまり期待通 りの進行が印象を弱くしたのではないかと思います。ある意味裏切る事の重要性を認識しました。次回作ではこの辺りをかなり突っ込んだ物にしないといけないかなと。
後、感想をいただいた中に、キャラクターの類似性の指摘が有りました。これももっともな御意見でした。 反省すべき点です。

●20010805
もしお時間がございましたらこちらへ、溜め息です。
尊敬以外に他の表現のしようがありません。
Other voices -遠い声-
こちら>>■■

●20010731
データ
アプリケーション:マクロメディアフラッシュ4J
サイズ:600ピクセル*300ピクセル
データサイズ:part1:1,468k part2:2,091k part3:2,554k
フレームレート:12fps
カラー:ウエッブセーフティカラーのみ
ライブラリーアイテム数:約1000(累計)
フレーム数:合計24,068
理論値上映時間:33分43秒
実行上映時間:35分02秒(MacOS8.6、10GB、400MHz)
最大上映時間:45分(28800bps、300MHz)
シーン別フレーム数:
part1
トップ   0135
出現    1036
脱ぐ    0570
絵師    0476
描く女   0270
去る女   0301
東へ    0051
仮面    0743
女の正体  0601
商人    0787
雨の町   0141
出会い   0818
働く娘   0693
庵の外1日 0606
描く準備  1036
描く    1193
part2
過ち    0861
裏切り   0414
館     0725
嘆く女   0757
絵     0913
企み    0931
恐れる   1295
絵抜け   0334
京の画堂  0788
始末    0452
part3
雲海    1051
決戦前   0768
対決    1246
燃える墨女 1049
館炎上   1064
再生    1837

制作所要時間:2001年1月22日〜2月13日 4月14日〜4月28日 5月5日〜7月27日
仕事の合間、休日、夜間ですから時間は分かりません。
制作所要経費:道楽ですし個人制作だから分かりませんが、売上げから単純計算すると趣味の範疇を超えてますねえ。あはは、、、。(^^;

●20010730
墨女と蜜女は同一ではありません。初期シナリオでは、蜜女は墨女と訣別 する際に「お前は私を利用してきたではないか。私を裏切ったのはお前自身ではないか。私は人として死にたい。」と、自分が墨女再生の為に利用されて来た事を御館と墨女の罵りあいから知り絵師を救おうとするシーンがあったのですが、何ぶんにも説明的すぎるのでカットしました。もっとも、様々な受け取り方がされると言うのも愉しく作者冥利につきます。

●20010729
原案は噺>異夢譚>16話>墨です。読み比べてみるのも一興かと。(^^
僕はしばしば夢を見ます。記憶に残った夢は書き残します。まあ、脚色しますが、そのままだと性格ばればれだし、何より矛盾だらけだからつぎはぎしないと話になりませんね。このお話はそもそも研修でプロのモデルのヌードデッサンに参加した時とほぼ同時に夢を見たのでス。彼女達は自分自身を一つのフォルムとして肉体を曝します。けっして心までは開きません。絵を描くと言う事は心象すら描くのが最高だと思っていますが、僕自身は到底無理な話でいわゆる落ちこぼれで、モデルの前に跪かなければ成りません。その時の僕の心が投影されたと見るべきでしょう。いわゆる創作活動にはきっかけがあります。猛烈に感じたのは、友人のガンによる死でした。自分は何の為に生き、どのように死ぬ べきか、残すといった感覚はありません。何かをしなくてはいけないと言う強迫観念に近いものがありました。自分は死について無頓着です。ですが題材にはついて回って来るので不思議です。今回のムービーでも全員死亡の無常感がありましたが、余りに後ろ向きなので、僕本来の前を見るシナリオに土壇場で変更しました。絵師は救われるのです。救われる部分があって初めて人間は自己犠牲の意味を悟ります。ですから底なしの紛争地帯のニュースを見るにつけ心が痛みます。人間って下らない存在だとも思う事がありますが、それでも生きて行かなくてはならない存在なんですね。雑草は踏み付けられて個は死んでも総体は生き続けます。生きる者たちは生き続ける義務を天から授かっています。だから己の肉体を蝕まれた友人以上に生き続けなければ、友人に申し訳ない気持ちがあります。生きる力を持ちながら、生きる希望を失ったならば、再び探す旅に出れば良いだろうと思うのです。痛みを伴う改革は言葉だけじゃありません。もっとも近い存在は自分自身です。長い文章でごめんなさい。

●20010728
さてさて、合計24068フレームがひとまず完成って事で(正確に言うと未完成度8割)試写 会に掛けます。part1に15分1.4MB、part2が10分2.08MB、part3は8分2.53MBです。時間の割り合いからすると1の容量 が少ないのはストリーミングを利かせたからで、イフロードが嫌いな僕はどうしてもイントロ部分が長くなってしまう。3はサウンドを多用したのとフレームアニメになってしまったからです。細やかな動きはどうしても1フレームづつ手で描かなければ成らなくなってしまいます。それでもイフロードは各所にちりばめざるを得ませんでした。止まってしまう事を極端に恐れるからです。CMで中断される不快感はたまりませんもの。って同種の仕事をしているんだけど。同じカットが2回以上続いた箇所がそれです。繰り返しのシーンで稼いでいます。例えば弓のシーンは読み込みがスムーズな場合1回だけ(^^)。

初期のシナリオと変えた部分は御館殿の最後。
●痛みに耐える墨女  墨の涙
私を二度までも殺そうとするか
●決心したように絵師の首を胸に深く抱いた後 上に投げる
●絵師の首は魂に変化し上昇する
●御館に怒りを向ける墨女 凄まじい表情の変化アップ
●墨女の髪の毛が伸びる
●御館の目に墨が入る
●構わず刀を振る
くらえ
●倒れた灯明から絵に引火
●燃える絵に包まれる御館 あっぷ 苦しむ様
●燃える館 破壊
のように蜜女が直接手にかける筈だったのですが、土壇場、この2週間前書き直しました。
これで、人は人でのみ生くると言う御館の台詞を活かせたと思います。

●20010701
さてと現在16500フレームです。16001フレームでどうもおかしな雲行きになってきました。突然swfが停止するのです。しかもエラーが多くなってきました。これは自分のパソコンのせいかも知れないので断言出来ませんが、フラッシュは16001フレームもしくはライブラリーのアイテム数が1000近くなるとギブアップなのかしら。気持ちよく作ってきたのに何が原因か不明と言うのもやる気を損ないます。で、分割する事にしました。面 倒臭いです。
例によって以前のシーンが気になり出しました。初めは様式美で進行させたのですが、感情表現などで固定したキャラクターは無理が出てきました。台詞も極力少なくしていましたが、動きだけで表現しようとするとフレームバイフレームで非常に困難な状況になってきました。したがって後半は台詞が多くなっています。また、台詞はムービークリップですべて動かしていましたが、ここが残念な事ですが、全体の容量 を増やす結果と成りましたので16000フレームで断念。全てを固定させました。5月10日までの分でも修正箇所は100を超えています。したがって完全版では今ご覧になっているアニメーションと異なる部分があります。どんな点が異なったかは完全版までお待ちください。登場人物も当初より増えています。商人(あきんど)、御台所(みだい)、武士(もののふ)、童(わらべ)これらは面 の語りで済ませようと思っていたパーツをにないます。したがって女、絵師、面 、御館殿の総8名になります。swfは現在2.9メガです。重くなってきたのは仕方ありませんが、これだけのサイズをQTでやったらどれほどの容量 になるのかしらと思うとフラッシュってやはり凄いと思いました。

●20010605
現在8640フレーム、単純計算で12分。仕事の合間なので一日10秒程度しか進行出来ません。初期の頃に比べ表現の幅は拡がったみたい。ただ、それなりに試行錯誤が多くて進まないとも言えます。SWFで1.1メガ。ふう〜。

●20010601
久多ネット一周年記念「墨女」完全版は8月公開を目標にしています。
仕事の合間を縫って鋭意制作中です。現在シナリオの約半分まで来ました。SWFのデータはすでに1メガを超えるまでになってしまいました。今後は新しいシンボルが増えて来るので少し不安です。サイトを置いたサーバーの契約容量 がそろそろ他のコンテンツで一杯になりそうだしね。

●20010510
シーン11の内5まで進行。これから過去に遡ります。さてさて、絵師はどうなるんでしょうね。筋そのものは非常にシンプルです。噺>異夢譚>墨が原作と言えばそうなんですが、あれは本当の夢だから短いです。したがってあまり参考にはなりません。まあ、最後の言葉だけは意味があるかしらん。ここでいったん京から離れ、東に下ります。

今までのシナリオ、結構簡単。
●がアニメーション部分でシナリオを作った時点でシーンが思い浮かぶからコンテは必要としない。協同作業だとまさかこうはいかないね。

異夢譚
●女が現れる恐い感じ
●灯明タイトル墨女へ

一人の絵師の前に女は夜毎に姿を現わしては明けの鶏が鳴く頃帰って行った。
男は突然に現われ目の前で衣を脱ぎ捨て、
理由を聞かず私を抱けと言う女に疼く物を抱いたが契りを交すには至らなかった。
●蘭の花したたりおちる感じ
だが、女の清楚な顔立ちと肌の染みの一つもない美しさ、
程の良い肉置きに魂を奪われ硯を引き寄せた。
●描くシーン時間の経過
女の透けるような白肌以外は髪をはじめ瞳も秘所を覆う毛さえも漆黒でそれは濃い陰りを見せていた。
不思議な事に唇も同様であった。
●顔のアップで迫る
しかし男の目にはそれも妖しいまでに美しく、却って艶かしいとばかりに思えた。
七日
●男筆を置く
●女描画
その了を見届けると唐突に女は男の顔を写したいと願う。
男が差し出した紙と筆を受け取ると描き始める。
女の自分を見つめる視線に何やら不吉を覚え首筋に冷たい物を感じる。
●女顔変化
女の腕は確かであった。
男に生き写しの絵が描かれていたからだ。
●驚く絵師
やがて描き終えると立ち上がり、衣を身にまとい、
男の顔の描かれた紙を胸の袷に仕舞い込む。
これでお前様は私の物になった
●薄く笑う女
● 姿を消す。
●追う絵師
●面登場
女が去ってしばらくすると、闇の中に面を被った懐手の男が現われる。
面に覚えがあったが思い出せなかった。
女が来ただろう
何もなかったのか
ありのままを答えた男に、面はちっと舌打ち。
馬鹿な 抱いてやれば、そ、れ、だ、け、で済んだものを
●思わず殴る絵師心の動揺 面が飛ぶ
●目を見張る絵師
ふふう 驚くには あたるまい
●面を取る面一瞬面の顔が見える(絵師の顔)
俺は お前 そのものだからな
先ず 聞け
確かに お前には 絵の才がある
京に上り 右大臣殿から かように立派な屋敷を授かり
信任も厚い
だが お前には 女の 心が描けぬ
現れた 女に 記憶は ないのか
だろう な
他者を 骸と しか 観ぬ お前の 事だ
常 の 事 とて 無理 も なかろう
●絵師の前を横切る多数の女の顔と姿態
●一人の女の顔で止まる
思い 当たったか そうだ あの娘 だ よ
●雨の音

●20010501
久し振りに少しだけ更新しました。以前の分も気になる箇所を手直ししました。特に墨女の目ですね。動きの少ない分、顔の表情を豊かにしました。凄みのようなものを最初に感じていただければ幸いです。何故墨女が絵師の前に現れ、自分を抱けと言ったのか、Hじゃありませんよ。ヒントは抱くと言う行為は決して肉体の問題だけではないと言う事。それまでお待ち下さいね。訳が解るのは大分後の事になると思います。また、励ましのメールも有り難うございました。

●20010414
自分が何故アニメーションをやりたかったのか、考えてみる。前には描いたものを動かしたいとただそれだけだったが、どうも違うような気がして来たのだ。衝動の根源は踏みしめた台地、諸々の母である海、音、リズム、四季、どれも合っているようで絶対とは違う。昨日、写 真家のサイトを訪問してやっと分った。こちらを見つめる女の瞳、そして濡れて光る語りかけた口許。性としての女なのだ。全体として僕のアニメーションに湿度が存在していたのは紅色のルージュのせいだったのか。僕を突き動かすのはエオチシズム。それは女性を心で見ていた訳ではなく、常にレンズを通 したように脳の中のフィルターを経て被写体として見ていた訳だ。まるでモデルを前にしてデッサンを重ねていたように。モデルは仕事中は口をきかぬ 。だがその口は雄弁だ。「私を描ききれるのな描いてご覧よ、あんたにその才能があるのならね。」負ける事が多いがムービーはその代償であろうか。だとすると明らかに不純であるが。

●20010317
結論から言えば、2月13日以降あきまへん、空きません、書けません、描けません。困った事です。4月の更新時までには、せめて面 の語りまで行きたいと思っているのですが...

●20010227
結論から言えば、13日以降まるで進んでいない。これではお話にならない。期待された方にはお詫び申し上げる。

●20010221
僕は単なるイラストやDTPを生業にしているが、つらつら考えるにflashというソフトはお絵書きマンにとっては辛いと感じる時がある。いわゆる動画としてのアニメーションではないが、インターフェイスやナビゲーションなども動かすと言った点ではアニメーションと言える。だがこれらに使うと恐ろしいほど有効だが、作業は疲れる。年齢から来る物かも知れないが、イラストレーションや絵画が自身の目で見えているそのものが表現の結果 として表れるのに比較して、flashのアクションスクリプトは動きを想像してその結果 になるように書き込む訳だ。柔軟な頭と発想力が試されている訳で、思ったように動かない時は大抵変てこりんな過ったスクリプトを書いている。それだけコンピュータは忠実なのだね。ただ絵を動かすだけで満足できた過去のスキルなどはこの際役に立たないかも知れない。もちろんこれは自分で全てを作るのが前提だがキャラクターだけ作って後は「動き方」だけ口頭指示して進めるなどは虫の良い話だろうか?絵が描けてなおかつ自由自在にスクリプトを書き込める人がうらやましいですな。

●20010213
本業がタイトになって来た為、210秒まで進行したところでストップ。仮面 の登場はもうすぐ。絞りに絞って編集は後でも良いのにアマチュアな物だから徹底出来ない。
ストーリーは単純なのだが、やはり物を動かすのは至難の業を要求される、なんて事に、今さらながら気付いた次第。これを職業にしている方たちは凄い!!!
鏡に映る自分の顔を見ながら表情を作っているのだが、男の顔はどこか違うなんて事にも気が付いた。女の体は丸いんだ。あれだけデッサンをやっていたにも拘らず今さら言うなよと自分を叱る。フラッシュに取り込んだベジェ曲線は固い。このステージでラインをいじると絶対汚くなる。同じメーカーなのに何たる不始末だと悪態をつく。フリーハンドで描いてはコピペの繰り返しで行き来が激しい。
女の素直な笑いではなく「薄く笑った」とストーリーに書いた「薄く笑う」の表現が難しい。自分の首を絞めるような話を書くなよと呟きつつ鏡を見れば、笑うと目が細くなり鏡が見えなくなるではないか。お笑いだな。

●20010210
先日、HORIEさんと言う方のアニメーションを見たのです。台詞がないのにやっている事が良く分かるのです。人によって様々な表現方法は確かにあるのだが、アニメーションの基本のような気がして思わず自分の「墨女」を振り返りました。台詞だけでなくナレーション替わりに背景描写 や心象風景まで文字にしていたのです。少し反省して文字を極力排除する事にしました。アニメーションを見ながら文字を読むのは確かに疲れる。それに読める文字数分だけシーンを伸ばさなければならない。これは本末転倒だと言う事に気が付いたのでした。
こちら>>■

●20010208
180秒以上先に進まない。確実に進んでいるが、前のシーンの饒舌が気になって来たのだ。作ってはカットするから時間はふくらまない。ここでシーン別 にするかロードムービーにするか迷いが出て来た。だがストリーミングを考えた場合、新しいファイルは先読みがふいになる恐れがあるので今回は長尺で進行しよう。

●20010206
日めくりの単調さを克服したいので左右に振り分けとした。これで画面 に動きが出る。
細かい動きで再度使いたい場合はフレームのコピーを利用してクリップにする。クリップは1フレームで全てを読み込まなければならない為障害になりやすいが、ストリーミングで十分にカバーすれば余裕が生まれるので、後半に置けば大抵スムーズになる。
問題はサウンドである。これはMP3を利用しても大変な重量になる為、ストリーミングの邪魔になりやすい。しかし声は別 としても状況描写を補足する上で効果音は必須。特に僕のように細やかなフレームアニメではなくインスタンスのモーションを多用する場合、音を置いて画面 の切り替え を楽にしなければならない。

●20010205
本業も忙しいので今日は予定ほど完了しなかった。 日めくりをもう少しリアルにした方が良さそうなので大きくして画面 全体で動かすようにした。結果としてこの方法が時間の経過にふさわしい。ワイプに近いかもね。間にカットを入れても良いかと思う。見て頂いた方は絵師と女の絡みが粘っこく思われるかも知れないが、まあ、これは伏線として大目に見てやって下さい。予告編も兼ねているので冒頭に絵師が女を前にしているシーンを挿入してあるが、これは興味を繋ぐ為のものであって本編ではカットされる運命だ。今の内だけです。(笑)

●20010204
ある程度イメージを伝えておいた方が良いと思い、後半のイメージを最初のシーンに追加。 これで後になって突然の展開に戸惑う事がないようにした。
タイトルの墨女は実際にはもう少し速い筆使いなのだが、バックにアルファを使用した灯明を大きく扱ったためゆっくりに見える。動のページの墨アイコンのスピードが意図した速さだ。結果 として重くなったが却って効果が出たと思う。
この時のフレームアニメを参考に絵師が筆を紙に置いて描き始める最初の線には黒だけでなく濃い灰色を筆側に置いた。これによってスピード感を表現する。
基本的に線は極細罫を使用する。これは拡大率を変えても一定の太さを維持する為で遠近感を損なうのだが、平面 的な描画にする為あえて採用した。アニメーションは時間だが、時間の表現は結構難しい。日めくりで代用した。現在1914フレーム。

●20010202
中途半端で公開してしまった。反省すべき点である。
最後のつなぎにこの制作ノートを置いた。結果が大切なので過程を述べても意味がないが 、僕がどのように進めて行ったのかは結果以上に重要だと思ったからである。
僕のアニメーションはフレームアニメではないから、細かい表情はあまり使わない。アニメーションは実写 映画ではないと思っているから人形劇と同じようにタイミングで勝負したいと思っている。したがって中割りがない。そのかわりカメラアングルが非常に多く変わる。
いまの処「墨女」(ぼくじょと読みます。)へ寄せられた感想は美麗、怪し気、妖艶、色気とどれも当たっている。だからなおさら、この後に何が起こるのか。がっかりはさせませんよ。現在4分の1辺り。
それにしてもフラッシュは安定していない。ラインを面に変更すると消える事があり、それもやり直しをする度にランダムに箇所が変わる。フリーハンドの極細とフラッシュの極細は同一でもないような気がする。現在184kb

●20010201
「墨女」制作決定。以前に異夢譚で書いた「墨女」を大幅に脚色し直しアニメーションにする事を決定したのは1月22日である。時代を平安末期から室町にした。艶やかと一種の淫を感じたからだが、ここで絵師の衣装に困った。メールを走らせて情報を収集する。多くの方から画像やデータの収集方法、時代背景まで事細かに教えて頂いた。この場を借りて厚く御礼申し上げます。さて、手応えのある回答を元に決定する。Webなので12fpsとする。登場人物はそれぞれの個性を表現する為に衣装の色を女は赤(果 断)絵師は黄色(優柔)、面は青(意志)、御館は緑(第三者)とする。仕事の合間だから思うようにはかどらない。まあしかたないか。定時更新に格好だけは付けたいと思い、スピードアップする。淫の表現は以前描いた蘭を流用する。ただし、アルファを使用し透明感を出した。アルファはフグの肝だ。たっぷりと使いたいが去年まったく動かない画像で懲りている。程々が肝要。ここまでが先月の話だ。

久多 @麩羅画堂